
保険見直しの際のポイント
独身の時はあまり保険の必要性を感じない人も、家族を持つようになると、将来の事や家族の事を考えて保険の加入を検討します。
独身時代から医療保険には加入していたという場合、家族を持った時には生命保険の事も考えてみましょう。
生命保険は万一自分が死亡した時に、家族のためにお金を残す事ができます。
医療保険にオプションとして死亡保障を付ける事もできますし、新たに生命保険に加入する事もできます。
ただし死亡して受け取る保険金が高いほど、月々の保険料も高くなります。
この場合は必要な保険料を考えて、プランを選ぶ事が大切です。
家族にたくさんのお金を残してあげたいと考えても、月々の保険料が高すぎて家計や生活を圧迫しては元も子もありません。
また死亡保障は契約通りの金額を全額もらえるとは限りません。
要因によっては受け取れる保険料が変動するという事も理解しておきましょう。
ライフプランで保険を考える
一般的に保険料は、保険料率と保険金額から割り出します。
死亡保障の場合は死亡した時に受け取る額が多い程月々の保険料率は高くなります。
この場合は保険料を下げる事で、月々の保険料率も下がりますが、余りにも低すぎると家族の不安は大きくなってしまうかもしれません。
保険はインフレにも関係していますので、これからの時代はインフレの事も想定して保険を決める事が大切です。
インフレを想定したプラン設計
ごく一般的な家庭をモデルにして、保険料などを計算してみましょう。
40代前半の夫婦と子供が1人の家族、年収は600万円、生活費や教育費など全て込みで月々39万円かかるとします。
もしも世帯主が死亡した場合、死亡保障が1,700万円あれば、残された家族はなんとか生活していけます。
ただしこれはインフラを0とした場合です。
インフラが0.5%の時、必要な保障は2,800万円、インフラが1%だと4,000万円必要になります。
たった1%でもこの差があるので、インフラを見越しておく事も大切なのです。
しかしいきなり4,000万円の保険を契約すると、月々の保険料はかなり高くなります。
世帯主が死亡した場合、妻が働いて家計を支える事もできます。
この場合は収入により必要な保険金も変わってきますが、働いて収入を得る事ができれば、多少保険金を下げても生活はできますし、月々の保険料が家計や生活を圧迫する事もありません。
このように死亡保障を考える時は、全体のバランスと、インフレの事も想定してライフスタイルに合ったプランを選ぶ事が大切です。